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苦悩の味

苦悩とは

精神的に苦しく悩むこと。悩み。

辞典で調べるとこう出てきた。 

とある場所で茶話会を。集まったメンバーでお茶をして、自然の流れのまま話す。

今日出逢うまでに、それぞれがそれぞれの人生を歩んできて。今までの人生、これからの人生を正直に話し合う日となった。

悩んでいる、という言葉は一見重くマイナスなイメージと捉えるけれど、悩みとは苦悩とはそのイメージのままなのだろうか。

悩みがあるとき、それが大きくても小さくても、わたしの中で問題としてある限り、それは悩みなのだろう。でも、結局悩みとは目に見えるものでもなく、いつのまにか消えたり、消えたと思ったら出てきたり幽霊のような存在でもある。

ただ、その幽霊のような亡霊のような存在が、ふと守護神のように自分を輝かせてくれるきっかけになることだってある。

守護神は誰かに与えられるものではなく、自分の中の芽生えで亡霊を守護神に変える力があるんじゃないかと、わたしは思っている。

ただ、こうしてお茶をしながら話す、話を聞いてもらうことは、地図をもらうように旅のヒントが会話の中に見え隠れしていて、ひっかかっていた何かを外してくれていることに気づく。

いくつになっても何歳になっても悩んでいいんだ。

自信満々に悩んでいいんだ。悩めるうちは、悩みまくっていいんだ。

自分の舌が五味を感じるように。苦味も酸味も、全部味方にしていけばいい。

私にもお先真っ暗の時代があった。真っ暗闇で辛かったのに、なぜ今こんなに幸せなんだろうか。なんで毎日が愛で溢れてるのだろうか。

ふとしたとき苦悩はつきまとうけれど、真っ暗闇でもいいじゃない。とあの日の自分に言える。遠まわりしたなんて言わないで。いつもその時々で、最善なんだから。

早足でもゆっくりでも、それでいいんだから。

それで、いいんだ。

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