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2023.5.10生きてます
今年は時間を噛み締めるぞ。と年始に目標を立てたはずなのに、一瞬の春を書き留めぬままに季節は梅雨に入りそう。わたしはやっぱり雑草のような女だとつくづく思う。
丁寧に振り返りたいところだけれど、ざっと。
一言で言えばレジェンドな旅人たちとの出逢いの春でした。何かに夢中だったり、こだわりがあったり、愛があったり。わたしにないものを運んできてくれた春に感謝です。
その中でも春から変わったのは、食に対する考え方がこれまで以上に考えるきっかけに。元々むすめのアトピーが気になり数年前から食事はほどほどに考えていたけれど。ジビエを生活の中に取り入れる家族が土螢へ来たのは桜咲く頃でした。
タンパク質自給率100%。卵は養鶏、鴨や鹿などの狩猟が盛んな土地柄にお住まいで、お爺ちゃまの頃から当たり前の暮らしを今も紡いでいるそう。水戸にくるタイミングで鹿肉を送ってくださり土螢キッチンでローストしてくださいました。
臭みが全くなく、旨味、柔らかさ抜群。ジビエの臭みは処理の仕方にあるそうで、血抜きや息の根の止め方などが、味わいへ繋がってくるそう。
普段スーパーで見かける牛や豚の脂身を見ているからだけれど、鹿肉のまっさらとした赤身は本当に見事なもので。自然の木ノ実、草を食べ、母乳を飲み繁殖している天然の鹿は、有難いほどのご馳走。
そして、美味しいからと言って乱獲したり、養殖するわけではなく、人々の営みのペースと自然界のペースを見守りつつ、命を頂いているとのこと。
命を頂いていることについて、考えさせられる出来事でもありました。
そんな中、たまたま鶏の話を同じ季節に耳にして。時給自足の一歩をとにわとりをお迎えすることが決まったのも春でした。
たまごをいただきながら、なるべく自然な状態を保ちながら育てていくこと。時が来たら命を頂くのか、そのまま死ぬまで飼い続けるのか。色んな話を家族で重ね重ね話し合い中。当たり前ではない現実を考えさせてくれて、きっかけをくださった方々にありがとうを伝えたいです。
主人はせっせと鶏小屋を製作。小屋ではあるけれどなるべく自然な状態でのびのびといてくれるようにと発酵床を作ったり、鶏たちのスペースを考えながら庭づくりを進め中。
わたしたちができること、をより考えさせられた春のできごとでした。
#土螢 #旅人からの学び