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2025.11.12光と書いて、コウくん
今年の七月の終わり、友人家族より子犬がいるんだけど、どうかな。とご縁を繋いでもらい、突然我が家に子犬が来た。名前はコウ。男の子。
エマが年の初めに旅立ったばかりで、見送ってから毎日歩いた散歩道を私たちは一切歩かなくなった。寂しさも後から増して、静かに実感する。エマと過ごした6年ほどの歳月を想い、不思議な気持ちになっていた。そんな春を越えて、夏が来たばかりの頃だった。

近所の人に会ったとき、エマの訃報を伝えると、あなたの家はきっとまたすぐ来る。縁があったら、その時は迎え入れてあげな。と言われていたことが、すぐに実現して驚いた。予期せぬご縁に驚いたものの、小さな遊び盛りの子犬を見てすぐに決心する。新しい家族が増えたこと、てんやわんやの毎日が始まる。

不思議なことにエマが座っていた場所や、寝ていたところなど、同じところに居ることが多い。においがあるのだろうか。よく食べ、よく走り、よく寝る。賢い一面が多く、子犬の成長や物事の覚えの良さに驚愕する。

庭でにわとりを放し飼いにすると、先輩鶏のようちゃんに遊ばれている。ようちゃんは気の強い女の子で鶏の群れのリーダー。リードに繋がれてるコウくんへ、何度も近くへ行っては、威嚇したり、突いてちょっかいを繰り返す。それに興奮する犬。ここまで来れないでしょ。と言わんばかりに、軽々飛んで逃げて行く鶏…
犬と鶏の物語を見ているようで、絵本の中の世界のようなことが、日々繰り広げられている。

エマの面影をいろんな場面で思い出しながら、また家族の新しい思い出が、刻まれはじめている。
宿泊者の方々、遅れましたが看板犬こうくんのご報告をさせていただきます。エマに引き続き、ご理解いただけますよう、よろしくお願いします。
※ご迷惑をおかけしますが、犬アレルギーや、苦手な方はご予約をお控えください。