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2025.10.24【お便り】昔と今をつなぐたね

以前土螢にて”めざめの唄ツアー”や”ちいさな冬の演奏会”等々でお馴染み、うたうたいりりぃさんより、嬉しいお便りが届きました。
11月15日(土)茨城県常陸大宮市にある”西塩子の回り舞台”にて。
【 昔と今をつなぐたね 】舞台上演のご案内です。
ライブ/寺尾紗穂・うたうたいりりぃwith武徹太郎・あだち麗三郎
舞台/自然生クラブ
記念トーク/西塩子の回り舞台トークショー
面白いことに、こりゃあただのライブではない。りりぃさんからのお便りに、我が家はびっくらこいております。民俗文化財である農村舞台をステージにした一日かぎりの音楽会であること。寺尾紗穂さんの民俗楽曲も、幼い頃から娘と聴き込んでいました。今回りりぃさんや様々なアーティストさんとのコラボ。そして、西塩子の回り舞台に光があたり、長らく細々と紡いできたものへ、時を越えて今一度沢山の人々の手が加わり、この日特別な舞台となること。土螢も古き良き農村の景色に思いを馳せながら、紅葉深まる車窓を楽しみに。家族で足を運ぼうと思います。
水戸近辺、土螢のお近くの方で告知用紙ご覧になりたい方は、数部ご用意があります。気兼ねなくお尋ねください。
上演の詳細は@mawaributai_tane よりチェックねがいます。
西塩子の回り舞台とは
西塩子の回り舞台(茨城県指定有形民俗文化財)は、常陸大宮市の西塩子地区で200年受け継がれてきた、回り舞台の仕掛けを有する「農村歌舞伎舞台」。昭和20年(1945年)を境に、この舞台の風習は途切れていましたが、1997年、地元住民の手で半世紀ぶりの舞台復元を遂げました。以来、おおむね3年に一度、地芝居公演が行われていますが、その度に大がかりな舞台を組み立て、使用後は解体してしまうのです。この労力がかかる舞台を存続するために、技術や精神を継承する地元の方々、そして活動に賛同し各地から集まる協力者の皆さん。その姿に感銘を受け、この特別な舞台を活用し、本年の舞台解体前に一日だけの音楽会を開くことにしました。この舞台にふさわしいアーティストに加え、開催を記念し、組み立て舞台に携わった方々をお招きしてトークショーも行います。素晴らしい舞台を一人でも多くの方に知っていただけるよう、別の形で光を当てられる日になればと思っております。むかし農村に撒かれた「たね」を今も受け継ぎ、繋いでいることの貴重さを、共に感じられたら嬉しいです。〈主催:うたうたいりりぃ〉告知より抜粋