Blogブログ
2026.3.3迎えたり修繕したり。
住
先日、久しぶりに水戸【 backyard 】さんにお邪魔した。人の出入りのある我が家では、ある程度人数で使えるセット物の食器や湯呑みが必要で、地元笠間の土の焼き物や、益子焼、好きな作家さんの器を揃えながらも、こつこつと古道具である民の暮らしに溶け込んでいた器を集めている。

なます皿は、リピートの買い物。割れてしまって何枚か足りなくなっていた。また新たに違う年代のものを購入。深みあり、口縁は厚みがある。汁っぽい煮物や冷奴等も手元のとりわけ皿に置いておくには、もってこいのお皿だよね。と店主の小橋さん。

絵付けのまばらさと、高台の部分の歪み。使用していた年代もものを使う背景を感じる。大量生産であっても、ものづくりが一つ手仕事だった時代を、手に取るように感じて、置いた時に、若干傾きがあったり、微妙にぐらつく感じ、前に使った方の癖や、凹みもたまらない。
店内をぐるりとまわり、片口の漆器もお迎えした。本来はお酒や汁物など入れるものだが、我が家ではロックアイスを入れてお酒の席で使おうと思った。晩酌の風景に溶け込む様子が、目に浮かぶ。

明治の湯呑みも迎える。厚みありどっしりしている。この湯呑みで何人の暮らしを見守り、何人の来客をもてなしたのだろう。と想像膨らむ。我が家6個目の土鍋も購入。一号分のご飯を炊いたり、アヒージョやシチューなどの洋食にも良いし、煮物などの器としても温めたそのまま食卓に並べて使えるだろう。

最後に割れた花瓶のような置物を見つける。この子はうちのキッチンに来るぞ!とピンときた。というのも、キッチンスツール、おたまやヘラなど長物用の大きな入れ物をずっと探していて、重さ、フォルムを見て、これだ!!と確信した。修復して使いたいと話させてもらい、譲っていただけることに。

家に帰って早速、作業開始。削り、接着、埋め、真鍮粉で塗装。なんちゃって金継ぎ(本漆ではない)で主人が直してくれた。
ピッタリ収まったキッチンの長物たち。焼き物の風合いと、どっしりとした台座が、おたまやヘラを入れても傾かず、台所に馴染んでいる。しっかり丁寧に作業してくれたおかげで、水も染みなくなった。
こんな感じで久しぶりにお腹いっぱいになる程、古道具を買い足した。食卓の賑わいを支えてくれる器たち。かけたり割れたりしながらも、できるかぎり修復しながら、なるべく長く、たくさんの人に手に取ってもらいたいと思っている。

自分で選んで、自分で触って、自分で使ってみる。螢の台所で、我が家の個性溢れる器たちと、ぜひ戯れてほしいと思う。