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漆器の手入れ、金継ぎ

今年も残すところ残りわずか。新年に向けて、秋頃から着々と進めていたおせち作り。庭の栗で甘露煮を作り保存しておいたり、父が釣って来た鯛の解凍準備や、煮豆の水戻しをしたりと。

料理の大まかな流れは、一覧票にして仕込みの工程や食材の確保はだだっと年末に。水戸の公設市場が一際賑わいを見せる時期なので、買い物へ行くのも楽しみの一つであります。

今年は行楽で重箱を重宝しました。十五夜のお月見や、紅葉狩りなど。古道具の中から見つけた艶々の漆の重箱は一目惚れで我が家にお迎えしました。

年代ものでもあるので、所々漆が剥げていて。新年行事を迎える前に、漆で金継ぎをしたり。このついでに今年たくさん頑張ってくれた器たちも、欠けているものが数多くあったのでセメダインで修正、金継ぎを施しました。

師走の時間軸は言葉通り駆け足なのだけれども、いろんなことに目を向けられて、新年を気持ちよく迎えたいという気持ちは、日本人ならでわの感覚なのかもしれないですね。

澄んだ空気を目一杯吸い込めるように、住まいも道具たちもしっかりお手入れしてあげる。そんな今日この頃です。

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