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水戸・だるま市

以前水戸歴史館へ行った際に、水戸のお祭りの歴史を探る資料を見たことがあった。水戸は、西の台地を上市と呼び、東の低地を下市と呼ぶ。下市は、徳川氏が開いた町人の町で、水戸藩内の商業の中心地だったそう。その時代から引き続き、下市にはだるまやお飾りなどが売られる初市がある。現在は備前堀に沿ってハミングロードという商店街になっている下市。閑散としているようにも見える日もあるけれど、令和になった今日も歴史を紡いで市が開催されていることは感慨深い。

1月8日の初市は別名「だるま市」ともよばれ、景気のよい掛け声で取り引きされていました。

達磨屋は何店舗かぞろっと並んでいるけれどどれも顔が違う、そのお店お店の特徴があることも面白い。来年は場所が移動するからあそこの角に来て!とおじさん。この家の〇〇達磨がいい!とか、うちは毎回ここの達磨なのよね〜とか。多分そういう人もいるのだろう。

その場で片目、両目と目を描いてくれる。片目入れは願いが叶ったら両目描く。両目入れは入魂などの意味もあり縁起ものという。

私が以前見た映像では、ひたちなかのさつまいも農家さんが家族総出で農業の傍らだるまを制作している様子で、願掛け・縁起物の文化が賑わっていた時代を教えてくれる話だった。

私は両目、家内安全・健康の赤達磨をお迎え。可愛いお顔がなんとも言えず。大きさも小さいものから大きなものまでとにかく達磨で賑わう一日。

自分の住む街の継がれている歴史を体感できた日。1月8日だるま市、タイミングよく下市に行けた人は是非お迎えしてみては。

なんだか縁起良い我が家、達磨さんのおかげで凛とした空間を保とうと掃除に精がでますな。

#水戸だるま

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