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栗、庭の山栗

9月下旬から、庭先が忙しい。栗の巨木が何本か生えている雑木林。どすん、どすん、と音を立てて毬栗が落ちてくる。毬が百合の花弁のように、ペリッと剥け出すと、茶色く若々しい栗が顔を出す。

例年、家族で食べる分くらいを鍋ひとつとって栗ご飯や茹で栗にして食べる程度だったが、今年はこれがどうにかならないものかと、本腰を入れて栗拾いをしている。

洗濯たらいが二杯分、10キロ以上の量だ。

ランチとコトコト煮詰めた栗クリームを餌に、手作業要員で母が来てくれた。

近所のお婆ちゃんに、庭の栗の話しをしたら拾いに来てくれた。山栗は小ぶりで味が濃いから好きなのよ。とたくさん拾ってくれる。旅人たちにも、お土産にしたりと、なんだかんだ大変だけれど、秋の味覚のおかげさまで、人とのつながりが妙に嬉しい。

浸す、剥く、ほじる、茹でる。

いろんな工程が日々同時に進むと、集中力が途切れる。渋皮煮・トライトライトライ!も今年もまだ納得のいく出来にはならず。

少しずつレベルを上げる経験は大切だ。

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