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束の間の、かぞく

なんやかんやと時は流れる中で、久しぶりの親族弾丸旅。車一台で父、兄、主人の男旅を支えるドライバー役に。水戸から江戸・国分寺へひとっとび。

一台に3家族が乗っているという状況が冷静に、不思議で面白い。昔は父や母の運転する車に、車窓を眺めながら寝ているだけだった私なのに。つまらないと嘆く娘の気持ちは、私もこどもだったから凄くよくわかる。

束の間の三家族の時間は、懐かしさと新しい風とを感じて、家族が増える喜びも、増すばかりでした。

日帰りの東京往復は久しぶりに渋滞にはまって、7時間車に乗っていたことに驚いた。ただ感覚的には、3時間くらいで、話しながら考えながらのドライブは楽しいものだった。

ただ朝、流石に体が眠い眠いとベットから出られなかった。キッチンから音が聞こえて、いい香りが起こしに来る。娘が、”母、何食べたい?”と聞きにきてくれて、スープと果物かな。と答えると、全部もう揃ってるよ、ゆっくりおいで。とモーニングに誘ってくれた。

二人でキッチンに立ってなにやら楽しそう。バイキングスタイルにするぞ!と張り紙まで念入りに。何も心配しないで起きる朝、心から労ってもらいながらの”おもてなし”をしてもらう休日の朝は、幸せ以外の言葉が出てこない。

何でもない日よ今日が、格段に贅沢で、私の家族を感じる、宝のような時間だったりする。

ありがとうね。

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