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文学の子守唄

今週、宮沢賢治というワードを2度3度、いや幾度となく自然の流れで聴くことになる。

日本の文学に大きく名を残した名作の数々。

妖精のようなちいさな我が子を育ててみると、言葉にならない、目に見えない、あたたかな世界を、こんな言葉だったら子供たちに伝えられるのにと、彼の綴った感性に何度となく心柔くしてもらう。

夜のドライブをしたとき、この景色、賢治の作品の中にいるみたいだぁ。と友人。

美しくて光景を目に焼き付けた。

なんでも拾ってくる、のら猫のようなおてんば娘はどんな物でもタカラという。

タカラは家の中どこかしこに散りばめられていて、朝摘みの野花、きのみ、石、流木、全部に命が宿るそうな。

収集癖は小学生になった今も変わりなく続き、校庭で見つけたの。と何の変哲もない石をタカラといって持ち帰ってくる。そのタカラがいつか、本当にタカラかもしれない時が来るような気がしたのは、先日お会いした方が、太古の翡翠を見つけたという本物のタカラ発掘人に出逢えたからなのかもしれない。

宝石箱を漁っていたりと忙しそうな放課後の彼女。

その感性がずっと続くようにと願いを込めて、宮沢賢治”めくらぶどうと虹”を読み聞かせ。

今日も一日沢山の学びをめいいっぱい吸収した彼女は、また一段と大人になった気がした。

ゆっくりゆっくりでいいから、1日を大切にゆっくり大きくなってね。

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