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我が家の仲間たちは

9月からの栗仕事は、栗拾い、加工と続き、毬栗染めを行ってとりあえずひと段落した。我が家の豊富な栗の恵みに感謝しながら、家中栗のいい香りがした1ヶ月だった。

鶏のようちゃんはすっかり大きくなった。山の土を掘り返しお隣さんの敷地まで冒険することもしばしば。鳥が苦手で触ることもままならなかった私だけれど、山仕事の合間、幾度となく冒険しすぎるようちゃんを連れ戻さなければならなくなり、ついにこの1ヶ月で克服することができた。

今までも何度か家の大窓にバードストライクで倒れたウグイス、メジロ、キジバトを助けてきたけれど、どうにもこうにも直接触れることができなかった。鳥は小さすぎること、羽や身体の構造は勿論、触れ方がわからない。わからないと怖い。怖いと何もできない。そんなループをささっと溶かすのは、師匠である娘だ。いとも簡単に、命を救い上げる。

私は幼少期から動物と無縁の生活をしていたし、苦手意識が強かったのかもしれない。今まで”やってこなかったこと・やれなかったこと”をチャレンジすることが、今更ながら新鮮で楽しかったりする。

いのちへの愛の精神は、私が産み落とした天使が教えにきてくれたのかもね。

この家を建ててから、はじめてばかりの経験を積み重ねているなあ。とふと気づく。

家に旅人を迎える民泊も初めての経験。実家がよく人の訪れる家だったわけでもない。一緒に住む犬のエマも、たまたまのご縁で出逢って、今や地球一意思疎通の取れる、人間以外の生き物がエマである。エマは日本語を話さないけれど、意識で話しかけてくる。トイレ、ごはん、散歩、雷が怖いも。なんだって会話してくれるようになった。

何度もいうけれど、わたしにとってはじめての経験だからこそ、この感覚が絵本の中の世界のようで不思議で、たまらない。

我が家の小さな仲間たちは、いつもこの地をほかほかと温かくしてくれている。

旅人の皆さんも、彼女たちの優しさのエナジーを沢山受け取って、次の旅へと歩んでほしい。

ちいさななかまたちは、いつもここに待っている。

#水戸 #民泊 #暮らしと旅

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