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2024.6.2富士五合目
富士吉田、富士山の玄関口を決めるとすると我が家はここ。一昨年の富士一周旅行から魅了され続けている富士山。妖怪のようにのっそりと気分で隠れてしまうこの山はなんとも表現できぬほど神秘的。
三度目の富士旅行、新緑の季節は初。五合目へつながる有料道路が開く時期に必ずいこうと前回の旅で決めて、雪は解けて、富士は日本一の山♪とメロディロードを抜けると五合目まで一走り。梅雨間近、天候が定まらない中で、晴れ女晴れ男の揃う我が家は、またしてもしっかりと力を発揮することとなる。
富士山は青いのに、どうして近くで見ると赤いの?
娘の自然な質問が車内に響く。確かに真っ赤。肉眼で見るととっても赤黒い山だ。たまた数週間前に屋久島について調べていた時に”森林限界”という言葉を覚えた彼女。森林が限界している…としみじみ不思議な日本語で森林限界を観察していた。富士山頂上にかかる帽子のような雲は笠雲になりそう。雲が動いているのに山が動いているようなちょっと不気味で、とてつもない生命力に息を飲んだ。
家の前の雑木林や茨城の植物とは全く違う景色。ここは日本なのだろうかと不思議に思う。橅や白樺の混じる手付かずの原生林は圧巻。
雲海の中四合目付近の見晴し台を軽くハイキング。富士五湖の本栖湖を捉える。
転がる小石を手に取れば噴火した名残を間近に感じる。地球はもごもごと進化を繰り返して、その果てに私たちの暮らしが成り立つことは、やっぱり奇跡。
富士旅は毎年一回、やめられない。