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二月の出逢いも改めて、ありがとうございました。

新しい出逢いを引き連れて来てくださる、常連さんの方々のお陰さまです。嬉し有難いが溢れるひと月に。

肚の中のおはなしをして、それぞれの皿を今の感性のありのままに盛り付けよう！とテーブルが旬菜の彩で鮮やかに。和気藹々と、はじめましてがいつの間にやら昔から知っているような感覚に変わる頃には夜もすっかり深くなります。

肚の中へ茨城の恵みをたんまりとな前菜に。食が進めば話も進む。

自然と今の感覚、家族観、人生観のようなお話まで。生き方は十人十色、みんな違ってみんないい。何かを気づかせるための試練だとすると、気づいた頃にはなんでもない話に変わっているなんてことはよくあることで。

思い悩むことが、長い目で人生を俯瞰して見たときにとてもいい材料だったりします。だからこそ、今日いま在る感覚を丁寧に温めて、信じて、好きも嫌いも、苦手も克服も、大切に大切に味わう。善悪で判断することなど、ここには何もなくて。気持ちも吐き出して、また咀嚼する。そんな食卓だったなぁと振り返っています。

今日ある感情や感覚は、きっとそのままで美しい。変化はいつだって私たちの味方だからね。とわたしはいつも信じています。

年齢が違えど、生きてきた環境や経験も違う。年数も物質的な財産なのかもしれないけれど、その時その時の感性の抱き方は、自分よりも若い子や子供たちをみると鮮度があって、真っ直ぐで、透明で、純粋で。だからこそ、心底尊敬できる。

素敵な仲間に出逢えて、女将冥利に尽きる一晩でした。

これからも、どうぞよろしくね。見つけてくれて、出逢ってくれて、ありがとう。