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9月で土螢も四年目を迎え、試行錯誤の三年をじっくり振り返る。小さなこどもを小脇に抱えながらはじまった土螢も、今や若女将も小学生となり三年の月日の子供の成長とともに、宿の歴史を感じているところ。右も左もわからないところ、皆さんにご理解頂きながらの時間を歩んだ。心からの感謝しかあらず。

たくさんの旅の朝を共にしてきたけれど、朝食についてどうも迷いがあったが、四年目からは竹皮弁当で定着していこう、というのがきまった。

宿へチェックインの際、朝の過ごし方を提案している。偕楽園エリアへのお散歩、海無し県や日本海側から来て下さった旅人は、朝陽を拝みに早朝の太平洋へ。身体の整えをと朝ヨガ。瞑想や呼吸法を一緒に味わった。（事前にご希望があればお伝えくださいね）

勿論、じっくりお部屋で寝ていたいなど、それぞれの朝の過ごし方はどんなかたちでも、大歓迎。土螢は家族の宿だからこそ、それぞれの旅人のその日の時間をともに過ごすことができる。

たくさん旅の一片を、わたしたちは頂いている。こんな生き方がしてみたくて、そんな生き方が出来ている土螢の四年目は穏やかで、愉しい。

常連様

朝食の竹皮弁当、定番化となります。今後とも朝の時間へのご理解とお供を楽しみに。どうぞ、どうぞよろしくお願いいたします。

皆さんとのひとときが、宿冥利に尽きる時間であること。