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2023.11.28螢の台所 霜月
寒さが深まり、お野菜のラインナップもグッと冬野菜に。秋の恵みをせっせと仕込んだお陰様で、ソースや風味づけなど、自然素材の薫りを活かした料理がしやすいこの頃。
藁納豆は料理に使えば使うほど、昔の人たちの知恵が詰まったものだなぁ。と考えさせられます。水戸は都市名にもあるように、水の都。様々な支流が那珂川へと流れ、千波湖に挟まれる水戸市内の立地は水脈を大切に育まれてきた土地なのです。
皆さんのお馴染みの水戸黄門様(光圀公)による水脈整備は、水を汚すような行為、釣りや木の枝を折るなど自然を損なう行為は厳しく処罰されたとのことでした。
那珂川という大きな河川が氾濫することもあり、水害に強い小粒の大豆が盛んに育てられていたという記述があります。小粒の大豆を蒸し藁に詰めることによって弾力と食べ応えのある藁納豆は水戸誇らしい郷土料理でもありますね。
今年の螢の台所では、郷土料理を深めていくことをより意識して食作りに励みました。
素材を生かす食卓は、仕込みがあってシンプルに美味しいものが出来上がります。茨城の大地の恵みを食すことは、よその地へきた旅人さんだからこそ、より味わって帰ってほしいなぁ。と思う今日この頃なのでした。
旅人を迎えた早朝、いつもより数時間早く卵を産んでくれた鶏の耀ちゃん。体温そのままをキャッチして、朝食お弁当の中へと初めてお裾分けすることができました。
愛たっぷりの自然卵。自然の力をお裾分けできたこと、嬉しく思うのでした。耀ちゃんありがとう。
日入れもすっかり慣れて、今年も薪ストーブの季節がやってきました。庭の木々はさまざまに色づき美しいひととき楽しませてくれています。
師走の受付、キャンセルがあり例年より割と余裕がございます。お日にちが合えば、お迎えできます。空いていればラッキーな感じで。
ご希望の方はお電話にてお問い合わせくださいませ。