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【茨城町】森のそば屋清エ門

友人を水戸から龍ヶ崎市まで送る途中、小腹が減る。お昼を過ぎた14時前だったと思う。

お昼ごはんは蕎麦がいいね!となんとなくフィーリングで、清エ門さんへ。森のそば屋、というネーミングから、どんなところ?と想像を膨らませて。駐車場へ行くと意味が理解できた。

11月の茨城中部は紅葉真っ盛り。美しい色彩。朝晩の冷えこみも紅葉のためなら、なんのその。

お店へ入るまでの遊歩道が美しい。楓や紅葉の紅葉はベストシーズン。低木から高木まで自然にゆらぐ雑木たちは、ここが茨城町ということを忘れてしまうほどで。

昼過ぎだったが、人気店ということが伺える。庭を味わうために作られたような空間の店内。急ぎ足で食べるお蕎麦屋さんではなくて、ゆっくりと時の味わいを愉しめる。

娘が寝てしまっていたので囲炉裏のお席にご案内していただけた。じんわりと暖かく、この上なく幸せそうにお昼寝する娘。

友人共々【野菜天ざる】【天ざる】【鴨南】をそれぞれ。お蕎麦は、歯応えあり喉越しがきもちいい。材料や作り方、沢山のこだわりが食べていて舌に伝わる。感動ってそういうことだ。と思えた。

熱々の蕎麦湯で最後まで。

食後のそばがきのぜんざいも食べて欲しい。ふわりとした口当たりとぜんざいの優しい甘さは、必ずまた来ると思わせるものだった。

帰り際、オーナーさん達と少しばかり立ち話ができた。待たせてごめんなさいね。と丁寧に声をかけていただいた。幼い娘に日頃から話しているが、美味しいものほど、手間がかかるし、時間がかかる。ひとつひとつお膳にお蕎麦が並び、注文をした方々の机に並んでいく景色が、心地よいほどたった。体が喜ぶ味だからこそ、その時間は必要不可欠なんだと思う。その時間を苦と思わせない、清エ門さんの時間の流れに心奪われた。

今年の営業は12月中旬まで。その理由は…是非お店を訪ねて欲しいと思う。

清エ門さん、心からありがとうございました。

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