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2021.7.1【旅の朗読vol.1】編集後記、のおはなし。
イタリア アマルフィ海岸編の朗読会でした。
初回の今回は自分も現地へ行ったことがある国へと思いとイタリアへ決めました。
旅へ出る時、基本的には予定は未定な私ですが、交通ルートや主要な要所を押さえたりというのは事前準備の中でも大切にしています。そして、その時間が至福の時でもあります。
皆さんに頂いた2時間という時間の中で、イタリア・アマルフィに飛び立つとしたら…を考えて朗読の内容を組み立てていきました。
アマルフィ海岸を調べていくうちに、一番行きたい場所としてポタジーノがありました。多くの文化人や芸術家たちが憧れの地として想いを馳せたこの土地に、一度は足を運びたい。そして、イタリアの文化でもあるパッセジャータ。娘を産んでからヒールを履くのは喪服の時だけとなってしまった私も、パッセジャータではお気に入りのピンヒールを履いて、街に繰り出したいなぁ。と思うのでした。
参加者の皆様、それぞれが自分の中の想像力を駆使し、現地に思いを馳せる時間。そして、学生時代に還ったかのような、段落読みや句読点で一呼吸おく、丁寧に活字を読む。という集中するひととき。懐かしくもあり初々しい朗読の体験に、笑いあり静かさありの時間となりました。
そして、山形の友人より朗読会にあわせてさくらんぼを送って頂いたり、参加者の方より石岡にある石窯イタリアパン・パネッツァさんの”ナポリパン”の差し入れがあったりと、味覚の時間もお心遣いで満足なものに。
私の人生の旅路の中で、内なるものを知る大きな転機となるイベントでした。やりたいことをやる、挑戦する、表現する、形にする。宿でお客様をお迎えするにあたり、特別な旅への空間作りのヒントを得たイベントでもありました。
私が今、必要なことを表現していく場として、これからも土螢を生かすイベントを続けていこうと思います。
次回の旅の朗読は9月27日(月)19:00〜より
旅の目的地や詳細・募集は追ってご連絡いたします。お楽しみに。