jp en

Blogブログ

精麻正月飾り

クリスマスの朝。光と庭の靄が美しく、思わずパシャリと。

娘のクリスマスリースを外し、正月飾りを作ろうと精麻を湯に浸し、柔くしなやかに下処理をする。

色々と今年の思い出に思い巡らせながら、精麻を捻り結っていく。しっかりしっかりと、一手ずつ丁寧に。えまちゃんもすぐそばで見守っていてくれています。

手触りは驚くほどしなやか。精麻には古来より神が宿るという言われており、魔除け・邪気払いに意味をもつ。ゆっくり結いながら、この手に精麻を握りしめている感覚をじっくりと味わいながら、新年をより清らかにお迎えできるようにと願いを込めて制作しました。

凛とした精麻の正月飾り、手をかけてこつこつと正月準備をするこの頃。常陸大宮市にある、西の内和紙さんの和紙と金糸で稲と精麻を束ねて。

ひとつひとつの手仕事が今日も出来たこと、本当に有難く思うのでした。

一覧に戻る