Blogブログ
2022.3.18【水戸】Gigino ジーノ
結婚6周年、記念日はジーノへ。私はあまりサプライズが好きじゃないから、欲しいものもないし、誕生日やクリスマス、イベント毎にあんまり気乗りしない奥さんで。
でも今年は娘を預ける手配をしてくれて、サプライズジーノへ夫婦水入らず。これは、心の底から嬉しい時間となった。
ジーノは結婚前になにかと連れていってくれたお店で。美味しいイタリアン、そしてその日の気分とその日のお料理にあわせてワインを選んでくれる。
こんな、気分、ですかね…と素人な私のあてのないコメントに、テイスティングしながら今日のワインのメロディを決めてくれる。
序盤はこんな感じで、次のこれはどうでしょう?フィナーレはこれかな?という一連のメロディのような流れに、身を任せながらワインを飲む体験、ジーノさんに行くまで知りませんでした。
若かりし頃のわたしも、今のわたしも、何度通っても一つ一つのチョイスが心地よいのです。
お料理は見ての通り、芸術。
数年前からコース料理に変わっていったジーノさんのあり方にも、凄く共感が持てた。旬なものを旬なうちに。さまざまな食材のハーモニーが本当に楽しい。
気になっていた茨城県鉾田市の村田農園さんのイチゴが前菜で出てきた時、唸った。食材のチョイス、こんな上品なイタリアン、イタリアに片足を突っ込むことになる。(もはや、ここは現地イタリアを超えたイタリアなのではとお世辞抜きで思う)
さまざまなアイディアと食材を活かす一つ一つの手間。このご時世だからこその、限られた時間の中での食事というのは、貴重な時間だなとあらためて感じるのでした。
主人のお友達界隈では、ジーノさんは幸せな時を刻むお店で有名。このお店がこれからもずっとずっと長くこの地で、沢山の人の時を刻んで欲しいと切に願っているのです。
また来年も、と言わず。これからは四季折々旬を食べにいきます。